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Augusto Pollastri

Violin Maker  1877-1927
BolognaItaly

1877年にボローニャ近郊で9人兄弟のうちの一人として生まれたアウグスト・ポラストリは、幼少の頃にラファエレ・フィオリーニの工房に配達屋として出入りしていた。フィオリーニの弟子となった彼は18歳で工房長となり、その3年後には独立して自身の工房を構えた。

初期はトリノ派やマッジーニの作品に影響を受け、1906年、彼が29歳の頃には既に独自の”ポラストリ”型を作り出していた。1927年にはジュネーヴ製作コンクールにて優勝した。しかし、彼が生涯残した楽器は全部で64本と少ない。というのも、彼はオールド楽器の修理や販売へ時間を注いでいたからである。当時の偉大なヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテもアウグスト・ポラストリの工房に通うなど、大きな成功を収めていた。

師匠のボローニャ派伝統の技法を継承した彼の楽器は、力強い印象を与え、やわらかい赤茶色のオイルニスが非常に美しい。ボローニャ派の作品にしばしば見られるように、指板を取り付けた状態でニスを塗っていたこともわかる。