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Vincenzo Trusiano Panormo

Violin Maker  1734-1813
Paris, LondonSeveral

ヴィンチェンツォ・トゥルジアーノ・パノルモの本名は、ヴィンチェンツォ・トゥルジアーノだと思われる。「パノルモ」はシチリア島北西部の都市、パレルモのラテン名で、彼がシチリア島を去った後に、その名を自分の名前に使用したと考えられている。
 
初期頃のパノルモについて知られていることは少ないが、1760年代にナポリで、ガリアーノ・ファミリーの誰かからヴァイオリン製作を学んだと考えられている。その後1770年代から1780年代の間にパリへ移り、活発に製作を行った。1789年にフランス革命の影響から、パリを離れロンドンへ移ると、1791年から1792年の一時的なダブリンでの滞在を除き、生涯をその地で過ごした。イギリスでは、存命当時から「最も優れた製作者」という評価を確立していたようである。
 
パノルモは最も優れたイングリッシュ・メーカーの一人である。ストラディヴァリとアマティのモデルを用い、良質な材料を使って卓越した技術で製作した。彼の作品は、一般的にイングリッシュに分類されるものの、その傑作にはイタリアンの香りが漂う。