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Giovanni Rota

Violin Maker  1767-c.1810
CremonaItaly

ジョヴァンニ・ロータはクレモナ出身、ニコロ・アマティの妻の子孫で、1787年にロレンツォ・ストリオーニの弟子となり、1792年まで働いた。ストリオーニの工房で働いている間、1790年から1795年までクレモナに住んでいたニコラ・ベルゴンツィ(カルロ・ベルゴンツィの孫)と交友があったであろうと考えられている。
 
ロータの作品は非常に数が少ない。これは、独立後も他の工房(ストリオーニやベルゴンツィ、G.B.チェルーティなど)で働いていたためではないかと考えられている。
 
ロータの楽器は、オリジナリティ溢れるスタイルというよりも、ストリオーニやチェルーティのモデルで製作された。しかし、彼が優れた職人であり、巧みな技術をを持っていたことは、上手に彫られたスクロール、きれいにカットされたf字孔、象嵌細工などからも明白である。師匠に当たるクレモナ後期のメーカーがほとんど独学でヴァイオリン製作を学んだ一方、ロータはプロの工房で修行を積んだ期間が長かったためである。材料においては、後期クレモナ派の典型的なもの(輸入のボスニアン・メイプルではなくイタリアのローカル・メイプル)を使用した。